単身の貧乏でも自分で引っ越しするのはやめとけ!自力引っ越しの体験談

少し前に、ボロアパートから良い感じのマンションに引っ越しを果たしました。

しかしどうしても貧乏性が抜け切らない私は、『自力で全ての引っ越し作業をする』という大変愚かな選択をしてしまうことに…。

正直完全に舐めていました。引っ越しというものを。

引っ越し前のアパートは初めての一人暮らしの家だったので、実家から少しの荷物しか持ち込んでおらず、全ての家具・家電を新しく買っています。

そのため、全ての物を移動するという本格的な引っ越しは、人生で初めての経験でした。

「男一人の引っ越しなんて自力で余裕っしょwww」と完全に舐めきってましたね、はい。

今回の記事では私が実際に行った、単身での自力引っ越しの体験談と、そこから学んだ自力引っ越しをやめておいた方がいい理由をまとめました。

決して引っ越し業者のステマ記事ではなく、マジで本当にしんどい思いをしたので参考にしてほしい、もっとはっきり言えば、「俺の辛かった話を聞いてくれ」という記事です。

自力での引っ越しがおすすめできない理由

ゴミの山

↑実際の引っ越し直前の状態。単身でも出してみると意外と物は多い…。

用意するものが多くて意外と費用がかかる

自分で行う引っ越しは、引っ越しに必要な全てのアイテムを自前で用意しなくてはなりません。

これが意外と多く、結果的に結構なお金と労力を消費させられます。

以下で紹介する必要アイテムですが、もちろん引っ越し業者に頼めば全部サービスに含まれていて、自分で用意する必要はないものです。

ダンボール

はい。引っ越しのアイテムといえば真っ先に思い浮かべるダンボール。

買おうとすると意外と高く、その辺から貰ってこようとすると意外と大変です。

しかもその辺で貰ってきたり拾ってきたりしたダンボールはせっかく新居に入れる物なのに汚いし、サイズもバラバラで使いづらいです。

私は「結構たけーな…」と思いながらドンキで買いました。

台車

これもどう考えても絶対使いますよね。ダンボールくらい必須なアイテムです。

これも買おうとしたら安くても3,000円はします。

緩衝材

これは絶対にあった方がいいアイテムです。

家電やPC周り、食器だなんだといろいろな物に結構使います。

そしてこれもそんなに安くありません。

養生グッズ

絶対に必要とは言いませんが、当然あった方がいいです。

軍手

これもダンボールも延々と持ち運ぶ作業があるので、あった方がいいです。

自力引っ越しは、自分で用意した車で荷物を運びます。

自前の車があれば費用はガソリン代くらいですが、レンタルするならレンタル代がかかります。

トラックやバンじゃないと無理です。筆者はボロボロの軽トラで頑張りましたが、まあきつかったです。これはまた後ほど解説します。

体力的に死ぬほど大変

倒れる

当たり前ですが、想像以上に引っ越し作業は体力的にしんどいです。

引っ越し業者はプロ。毎日引っ越し作業をこなし、毎日巨大な家電を持って階段を上り下りしているプロフェッショナル集団です。

あんなのそのへんの成人男性がいきなりやってスムーズにできるもんじゃありません。ましてや肉体労働でもなく運動もしていない人なら、無理ゲーです。

筆者の場合は手伝ってもらった友人が体力のある人だったので、ギリギリなんとかなりましたが、たとえば私が2人だったら絶対無理でした。多分3人いても無理だった。

力がないと家電やダンボールを持ち上げるので精一杯になるので、ガンガン壁や床を傷つけていきます。

冷蔵庫などの大型家電も地獄でしたが、何よりもきつかったのがベッド。フレームがまあ長い!

細かくバラバラにできるベッドなら楽だったのかもしれませんが、私のベッドはすごく簡易な造りだったので、搬入がとにかく大変でした…。

壁や床に傷をつけたり、物が壊れるたりする

先ほどの項目でも触れましたが、素人の引っ越しは壁や床をガンガン傷つけ、物をガンガン壊します。

力が足りない、知識経験が足りない、養生が甘い、などなど理由は様々です。

物が壊れてるのは、だいたいあとから気づいたりします。命がけで運んだ家電等が引っ越しのせいで故障した日にはマジで泣けます。

作業中に不審な目で見られる

実際に自力引っ越しをやってみて初めて気づいたのですが、住民の人たちから不審な目・嫌な目で見られます(笑)

そりゃそうだ、普通引っ越し業者がやるもん。なんの制服も着ていない埃まみれ汗まみれの汚いおっさん二人が汚い荷物を必死に運んでるんだもん。不審ですよ。

そこそこ良い新築のマンションだったのもあるでしょう、「もしかしてこんな奴らが入居するのか…」って顔で見られました。はい、こんな奴が入居します。

素人ゆえの危険がいっぱい

引っ越し作業の素人ゆえに、シャレにならない危険もあります。

スプレー事件

実際に私が引っ越しの際に経験した本気で恐怖を覚えた事件です。

トラックにダンボールやゴミ袋に詰め込んだ荷物を友人と積み込み、いざ発車したその瞬間…

「プシューーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」

ガス的ななにかが漏れている音が車内に響き渡りました。

私&友「!? ヤバイ!!!!!!!!!!」

急ブレーキして車を止め、トランクを開け、本気の冷や汗をかきながら荷物を必死に外に放り投げて音の正体を特定。

正体はゴキジェットでした。他の荷物に押しやられ、噴射状態になってしまっていた形です。

車が爆発するんじゃないかと本気で焦ったので、いっきに力が抜けましたね…。本当に間抜けな話です。スプレー系はあらかじめ全て処分しておきましょう。

水漏れ

その他の定番の危険性としては、自力での引っ越しを調べると必ず注意点として挙げられる、冷蔵庫などの水漏れです。

しっかりと引っ越しの数日前から水抜きをしておかないと、車内がグチャグチャになります。私はもちろんグチャグチャになりましたd(´・ω・`)b

どうしても自力で引っ越すというのなら

粗大ゴミ

ここまで読んでも、それでも「業者に払う金はない、自力で引っ越す!」という頑固な方、もしくは超絶貧乏な方へ、経験談として「ここだけは気をつけろ」というポイントを書いておきます。

とにかく物を捨てる

とにかく物を減らしておけ。何よりもこれに尽きます。

当たり前の話ですが、移動する物が少なければ少ないほど引っ越しは楽になります。

極端な話、家具は全部処分し、絶対に捨てられない最低限の荷物だけダンボール数個に詰めて運ぶということにすれば、引っ越し作業は超余裕ですし、絶対自力の方がいいです。

先ほどの話でも触れましたが、スプレーなどの危険物は絶対に処分しましょう。

家具家電をなるべく買い換える

物を捨てると同じような内容ですが、家具家電はなるべく事前に処分し、引っ越し後に新しく揃えるようにしましょう。

引っ越し作業は段違いに楽になりますし、新居で新しい家具家電を揃えれば、引っ越し後の生活がより新鮮で快適な暮らしになります。

洗濯機は引っ越し前に処分しましたが、冷蔵庫はそのまま持っていくことにし、正直あとからかなり後悔しました。大変だったしすごい汚いし。

まとまった家具家電の処分には、不用品回収業者がおすすめです。いちいち自分で分別して重たい物を運んで粗大ゴミに出すのは、大変すぎて本末転倒になる可能性が高いです。

大きいパワーのある車を用意する

これは実際に私が軽トラで引っ越しをしてみてわかった実体験ですが、軽トラでの引っ越しは不可能ではありませんが、かなり厳しい戦いになります。

というのも家具家電、大量のダンボールなどを積んで、さらに男1~2人が乗ると、重すぎて軽トラのパワーじゃ動きがめちゃくちゃ鈍くなります。危ないです。

しっかりと大きくてパワーのあるトラックを用意することを強くおすすめします。

養生をしっかりする

養生はめんどくさがらずに、しっかりやりましょう。適当に運ぶと、知らず知らずのうちにいろいろな場所を傷つけています。

養生テープ代も馬鹿にならないので、考えれば考えるほど引っ越し業者に任せた方がいいなってなってきます…。

ダンボールをたくさん買っておく

ダンボールも意外とあとから物が出てきて必要になってきたりして、不足しがちです。

あらかじめたくさん用意しておくに越したことはありません。買うと結構しますが。

引っ越し作業の時間帯は早朝か昼間

引っ越し作業の時間帯ですが、早朝か昼間が良いでしょう。

私は立会いの関係で深夜から作業を開始しましたが、深夜だとやはり慎重に作業をしていても、近所迷惑になります。

マンションなどの集合住宅の場合、朝は通勤通学の邪魔になりますし、昼間~夜間もやはり出入りがそこそこあり、邪魔になります。

移動のことも考えると、早朝がベストじゃないかなと思います。昼間だと道が大変混んでいますから。

結論:やっぱり自力引っ越しはやめておけ

引っ越し業者

自分一人でそこまで荷物が多くないという引っ越しでも、やはり自力での引っ越しはおすすめできません。

単身での引っ越し費用の相場が、近距離で4~6万円、遠距離で6~10万程度です。

各種アイテムの費用、車のレンタルやガソリンの費用、危険性、物を壊したり床を傷つけたりするリスク、そして何よりも作業の大変さ。

これら全てを考慮すると、数万円くらいの出費は惜しまず出すべきです。

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