ボロアパートから新築分譲マンションに引っ越してわかった違いと驚き

筆者は数ヶ月ほど前に、長年の底辺ボロアパート暮らしに終止符を打ち、新築のちょっとだけお高めの分譲賃貸マンションへ引っ越しました。

そのあまりの住み心地の違いに驚いたので、古いアパートから新築のマンションに引っ越してわかった違いを解説します。

これを読めば、アパート暮らしの人は良いマンションに住むために頑張ろうって気になるかもしれませんし、すでに良いマンションに住んでいる人は、ボロアパートに住むことにならないよう頑張ろうって気になるかもしれません。

アパートとマンションのスペック差

マンション
※画像は似てるけどイメージです※

まずはわかりやすく、引っ越し前のアパートと引っ越し後のマンションの基本スペックを記しておきます。(横スクロールしてご覧ください)

引越し前のアパート 引越し後のマンション
家賃 4万円 10万円(管理費込み)
間取り 1R(19平米) 1K(27平米)
築年数 20数年 新築
住所 神奈川県内 東京23区内
立地 最寄り駅から徒歩3分 最寄り駅から徒歩10分
備考 洗濯機が野外設置 分譲賃貸

なお、エリアの家賃相場は両方ともほとんど変わりません。純粋な家のパワーアップによる家賃増となります。

設備の違い

システムキッチン
※画像はイメージです※

やはり一番大きな違いは、なんといっても設備の違いです。

ボロアパートにはなかった設備、格段にパワーアップしている設備がいくつもありました。

電気の数

まず内覧のときからびっくりしたのですが、良いマンションは電気のつく箇所がやたら多い!

引っ越し前のアパートは玄関、キッチン、メイン部屋、トイレ、風呂の5箇所だけでしたが、今のマンションは数えてみるとなんと10箇所…!

玄関、キッチン×2、廊下、メイン部屋×2、トイレ、風呂、洗面台×2の10箇所です。間取りは1Rから1Kで変わらないのに、電気のつく箇所は二倍になりました。正直全然使ってないところが4箇所くらいあります(笑)

ちなみに玄関の電気はセンサーで感知してくれる自動タイプです。もう何ヶ月も住んでるのに、いまだに帰ってきたときに毎回軽く感動しています。ちなみに以前のアパートの玄関の電気は引っ越してきて早々に壊れました。

システムキッチン

システムキッチン、これもマンションの特徴じゃないでしょうか。アパートだとあんまりありませんよね。

もちろん引っ越し前のアパートはガスコンロが標準装備されておらず、自分で調達してくるタイプでした。

お風呂

お風呂はさほど変わりありませんが、いろいろとスイッチで細かく設定できるようにはなりました。

例えば追い炊き機能とか、例えば浴室乾燥機能とか、この辺は非常に便利で、もちろん以前のアパートにはついていませんでした。

トイレ

トイレもアパート時代からの変更点として、ウォシュレット機能がつき、流すのもひねるタイプではなく、ボタンで流すタイプになりました。

まあでもこの辺の機能は個人的には別になくてもいいかな。もちろんあるに越したことはないですけど。

独立洗面台

独立洗面台、これ本当に便利ですね。アパートでもあるところはあると思いますが、やはり少ないです。

引っ越し前のアパートでは、台所で歯を磨いて台所で身なりのセットをしていたものです。今後もう独立洗面台なしでは生きられないかも…。

防音性・遮音性

そもそもアパートとマンションの違いってここの差なんです。

法的にはアパートとマンションの明確な基準は定められておらず、不動産業界の基準として、建物の作りで区別しています。

大雑把に説明すると、アパートは木造か軽量鉄骨造で、マンションは鉄筋コンクリート造。

軽量鉄骨造と鉄筋コンクリート造では防音性・遮音性が全然違うと聞いていましたが、どちらも住んでみてはっきりとわかります。本当に全然違います。

アパートに住んでいた頃は隣の部屋の人の電話する声が聞こえたりテレビの音が聞こえたり、上の階の人のやかましい足音が響き渡るなんて当たり前でしたし、隣に学生カップルが住んでいた時期はいろいろな意味で大変でした…。

もちろんアパートは深夜に頻繁に出入りしたり、深夜に音楽をかけようものなら、近隣住民から即クレームがきます。筆者もクレームの手紙を貰ったことが一回あります。

木造じゃなくて軽量鉄骨造でこれですからね。木造だったらもう壁なんてないようなもんじゃないですかね。それは言いすぎか。

しかし、今のマンションはびっくりするくらい周りの音が聞こえない!上下左右のお隣さんの声や音は全く聞こえないし、道路から車の音すらも全く聞こえません。ここまで違うのかと、これまたしばらく感動していました。

さらにさらに、なんと言っても深夜にシャワーを浴びられる!!これはでかい…。アパートで深夜にお風呂なんて入ろうものなら、クレーム不可避です。

エアコンの効き

アパートとマンションでは、露骨にエアコンの効きが違います。

木造や軽量鉄骨造であるアパートは、マンションよりも機密性が低く、どうしても室温を上げたり下げたりする際に効きが悪いのです。

一方マンションはすぐに暖かくなるし、すぐに冷えます。そのぶんマンションは通気性が悪く、湿気がこもりやすいです。

洗濯機

スペック表にも書きましたが、引っ越し前のアパートでは洗濯機を家の外につけるタイプでした。

今考えると信じられないほど辛かったですが、その分家賃が少し安かったのかなと思って我慢していました。

冬場はあまりの寒さと冷たさに洗濯する気が全く起こらず、夏場は洗濯機のフタを開けるとゴキブリがいるという地獄のような環境でした。

これを見た読者の方は、どんなに他の条件が良くても絶対に洗濯機を外に設置するタイプの物件は避けましょう(真顔)

ゴミ捨て場

アパートだと基本的には決まった曜日の決まった時間帯に決まった内容のゴミを出すスタイルです。

しかしマンションだと24時間ゴミ出しが可能な設備があることが多く、これがものすごく助かります。

ゴミ出しの場所も室内なので、自分の出したゴミがカラスにグチャグチャに荒らされていないかどうかを心配することもなくなりました。

駐車場

筆者は車に乗らないので関係ありませんが、ここも設備の違いとしてあげておくべき点でしょう。

引っ越し前のアパートは日差しがバリバリ当たる狭い外の駐車場でしたが、今のマンションはすっきりした屋内の屋根付き駐車場です。

監視カメラも標準でついており、設備はばっちりです。

訪問者の違い

ボロアパート
※画像は似てるけどイメージです※

訪問者の違い。これは大きい…大きいポイントです。

新聞勧誘、宗教勧誘、訪問販売、詐欺業者、NHKなどなど。

アパートだと容赦なくやってくるこれらの迷惑極まりない訪問者たちが、オートロックのマンションだとまず来ません。来たとしても映像で見て無視できるので、何の問題もありません。

これがボロアパートだとなかなか判断が難しく、結局最終的にはフル居留守一択になってしまいます。

しかしそれでもたまにAmazonの配達が来る時間だと思って出たら宗教の勧誘だったりして、最悪な気分になったりしましたね…。

あと、一回新聞の勧誘を断ったらドアを怒鳴りながら蹴られたこともあります。まさに底辺界ニュース。

虫の出現率や種類の違い

北国ならあまり関係ないのかもしれませんが、それ以外の地域だと、この虫の出現に関しても大きなポイントです。

アパート(1階)の場合

環境や築年数にもよりますが、アパートの場合、部屋を綺麗にしていても夏場はま~虫が出ます。

筆者のアパートの場合、蚊、ハエ、クモ、ゴキブリを中心に、ムカデ、カツオブシムシ、ダンゴムシ、アリ、何かの幼虫、蛾などなど、そこそこバリエーション豊富でした。

一歩ドアを開けて外に出ればセミがくっついていたり、蛾が飛んでいたりクモの巣に引っかかったり、下からサササっとゴキブリが進入してきたりします。

1階だからというのも大きいですが、とにかくアパートは造りが隙だらけなんですね。エントランスもないですし。

壁もマンションと比べるとスカスカなため、中にアリとかがたくさん潜んでいるケースがよくあります。

先ほども触れましたが、洗濯機が野外にあるタイプだったので、夏場は洗濯物を取り込む際にバラバラになった虫の足とかがよくついていました(泣)

これでも立地は都会だったのでまだマシで、周りに山とか森のある田舎だったら、ヘビとかカマドウマとかもっとハードな生き物が出現していたことでしょう。

マンション(7階)の場合

さすがの7階、一切出ません。今のところですが、真夏でも小バエ一匹出ません。

さすがに窓を常時開けっぱなしにしていたら多少は紛れこんでくるでしょうけど、閉めていれば一切何も出ません。

ちなみにこちらも周りに山や森などが一切ない都会です。

住民の質の違い

賃貸において家賃を出せば出すほど良くなる点として、『住民の質』が明らかに良くなります。

安いアパートの場合、以下のような非常識な出来事がしょっちゅうです。

  • 深夜に友達を連れ込んで騒ぎ出す若者
  • 罵声や喧嘩の声が飛び交う外国人家族
  • 家の前で野良猫に餌付けしてアパート周辺をその残骸でめちゃくちゃにしていく老人

などなど、長年住んでいるとヤバい住民にたくさん遭遇します。

引っ越し後のマンションでは、変な住民に遭遇したことは今のところ一度もありません。

女性ウケの違い

エントランス
※画像はイメージです※

最後の大きな違いとして、独身男性の場合、明らかに女性ウケが良くなり、男女交際が捗ります(笑)

大学生とかならともかく、いい歳の社会人でボロアパートに彼女を呼ぶのは辛いものがありますよね。

ボロくはないアパートだったとしても、やはりエントランスも立派な綺麗なマンションの方が喜ばれますし、後々の自分への食いつきに繋がります。

綺麗なマンションの方が、これから仲良くなりたい女性や一夜限りのお相手なんかも家に誘いやすいです。

マンションの方が困る点

もちろん全てにおいてマンションの方が良いというわけではありません。

例えば、部屋が7階ともなると、外に出るのが1階や2階と比べてだいぶ面倒です。絶対にエレベーターを使いますし。

いったん外に出て忘れ物なんかしていた日には、本当に悲しい気持ちになります。

オートロックの場合、カギを部屋に忘れてしまうというリスクもありますね。

あとは風の音。これも基本的には階層が高ければ高いだけうるさくなっていきます。

まあこれらはどれもマンションの低層階に住めば解決する話ではありますが。

一度住居の質を上げたら下げるのは大変

今回は筆者の実体験として、ボロアパートから新築マンションという少し極端なグレードアップのお話でしたが、いかがでしたでしょうか?

ボロアパートは極端だとしても、多少頑張ってでもそこそこ良いマンションに住んだ方が、人生や心は豊かになると思います。めちゃくちゃ快適です。

少なくとも筆者は一度上げてしまった住居の質を、もう大きく下げることはできなくなってしまったので、これからも必死に底辺職で働いていきます。

ちなみに、引っ越し作業を自力で行って恐ろしく大変だったので、その体験談も合わせて読んでみてください。

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