【違法積載】地獄だったポスティングの短期派遣アルバイトを語る

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当サイトではこれまで楽なアルバイトをいくつかご紹介してきました。

しかし、私が経験してきた仕事の中にはめちゃくちゃ大変だったバイト、地獄だったアルバイトもあります。

今回は私が経験したアルバイトの中でダントツでクソだったポスティングの派遣アルバイトを語ります。

ポスティングとは

まずはポスティングとは何なのかというところから説明しましょう。

ポスティングとはチラシや雑誌などの宣伝広告を目的とした物を、個人宅や企業オフィスなどの郵便受けに直接ぶち込むというなんとも迷惑な仕事です。

ペラペラのしょーもないチラシから捨てるのも大変な分厚い雑誌までいろいろあり、誰しもがこのポスティング広告を入れられたことがあるでしょう。

法的にどうなの?という問題も度々議論になっているみたいです。

メール送信の規制が強化される一方、紙媒体版と言えるポスティングへの法整備は不十分であり、投入者が広告主以外の第三者である場合も多く、受取拒否や返却についての責任が曖昧のため、トラブルとなりやすい。このため、明確に受取を拒否する意思を表明している者に強引にチラシなどを押し付ける行為などが事実上野放し状態となっている。

ポスティング – Wikipedia

今回お話するバイトは、悪名高い極悪非道の派遣会社「フルキャスト」を経由し、短期アルバイトとして受けました。(この一件でフルキャストの極悪っぷりに気づきました)

ポスティングは主に原付バイクで周るパターンが多いと思います。私がやったポスティングも三輪原付でした。

ポスティングのバイトは一回しかやったことないので多分ですが、当たりハズレが激しいと思います。

おそらく私はかなりのハズレ案件(会社)を引きましたね。

地獄のポスティング体験

配布物が重量級

何がハズレだったのかというと、まず配布物がクソ重い。

ポスティングってチラシとかだろ~と思って舐めてかかりましたが、チラシではなく一冊約0.5キロの分厚い本でした。(代表的な物だとニッセンのカタログとか)

まだ暑かった時期というのもありますが、結構な肉体労働で常時汗だくでした。

まあここまでは普通にあることだし別によかったんです。問題はここからです。

異常な過積載

原付の最大積載量は30キロと法律で決まっています。

しかしこのポスティングのバイトは一回の補給でリアボックスに200冊積載して配りに行く決まりでした。

200冊×0.5kg=100kg 約3倍の過積載である。

もうまごうことなき違法行為である。

自分含めて初めての人が何人かいて、当然全員フラフラしてまともにスタートすることすら困難でした。

新聞配達とかも過積載が当たり前と聞きますが、ポスティング業界ってこんなまともに発車できないほどに載せるもんなのでしょうか?ポスティングのプロがいたら教えてください。

正直最初に200冊載せて発車したとき、「あ、マジでこれ無理だ、死んだかも」って思いました。

劣悪バイク

業務に使用する原付バイクがまあボロボロで笑いました。

シートは破けてるし中は何の液体か知らないがびしょびしょ、

百聞は一見にしかず。おもしろすぎて写メも撮ってあるんで見てみてください。

シート
接続部が壊れていて乗っかってるだけのシート。

ハンドル
何かをヒモで固定しているハンドル部。

ヘルメット
こちらはヘルメット。きたねえ。

馬力もなく、過積載のせいもあってちょっと急な坂道だと途中までしか登れずかなり危険な目に遭う劣悪仕様バイクである。

しかも坂道の多い地域を担当させられていたから本当に困った。

作業開始

そんなオンボロ原付のリアボックスに100kg近い配布物を載せてフラフラと発進。カーブがマジで怖い。

なんとか担当の地区に着いていったん停車。地図を広げてポスティングする家を確認します。

手に10冊(約5kg)ほど持ち、タタタッと各個人宅のポストの元へ行き投下。

歩いて撒ける範囲が終わったらまたバイクで移動。これの繰り返しです。

しかし私がやった地域は広い坂道や豪邸の階段が多くてしんどかった・・・。

これもちゃっかり写メを撮っていたのでご覧ください。

坂1

坂2

坂3

どいつもこいつも良い家構えやがって。
俺は底辺ポスティングで明日食う飯代を稼いでるというのに。

転倒

時間内の配布ノルマもあったので、汗だくになりながらもなんとか必死に走り周って配りまくる私。

しかしどうしても坂道が多く、登らないと配布できない場所がいくつかありました。

助走をつけて加速したりと工夫しながらも試みるも、一箇所どうしても登れる気がしない坂道があったんです。

「これ無理に登ったら間違いなく途中で止まって身動き不能になって倒れるなあ・・・」

しかし行かないと配れない、何回目かの補給の際に社員のおっさんから「配るのがやや遅い」と指摘されていた私は覚悟を決めました。

ブィイイイイイイイイイイイイイイイン!(オンボロ原付の必死すぎるエンジン音)

・・・

途中で止まりました。

なかなかに急な角度の坂で、配布物が入っているところがリアボックスなためバイクの重心は後ろに偏っています。

前は軽いのに後ろは数十キロの荷物が積んであり、当然そんな状態で上り坂を止まっていることなど困難、極めて危険な状況に陥る私。

もう全身フルパワーでバイクを支え、後ろからの車などにも怯えながらゆっくりと見えない後ろに下がっていく。命の危険すら感じながら。

しかしついに転倒。

転倒

三輪バイクなのでテコの原理でもなかなか起き上がらせにくく、しかも重心がリアボックスに偏っているのでびくともしない。

もう一気にその理不尽さに頭にきてどうでもよくなり、そのまま倒れたバイクと共に座り込む私。

(なんやねんこのクソバイト・・・やってらんねー、バックれるか・・・?)

なんて考えていると、なんと同業他社の人っぽいおっさんが通りかかり声をかけてくれました。

ベテランもビビる

おっさん「大丈夫かい?倒れちゃったの?」

私「はい、登りきれなくて・・・」

おっさん「この辺は結構坂道きついから慣れないうちはね~」

そのままバイク起こしを手伝ってくれるおっさん。

(なんだこの神様みたいなお人は・・・)

しかしそのときそのベテランのおっさんが驚愕する。

おっさん「ん!?えっ!?なんでこんなに重いの!?そりゃあ倒れるよ!」

私「わかりません・・・これが規定の量なんです・・・」

おっさん「えええこんなのおかしいよ?どこの会社さん?」

私「○○です(派遣先の会社名)」

おっさん「あ~○○か~・・・(意味深)」

ーバイクが起き上がるー

私「本当にありがとうございました!」

おっさん「うい~この坂はキツいからあっちから周り込みな?だいぶ遠回りにはなるけどね」

私「わかりました!ありがとうございます!」

おっさん「じゃあの~(ブィイイイイイイイイイイン)」

もう1年くらい前の話ですが、だいたいこんな感じに会話したことを覚えています。

本当に優しい神様のようなおっさんでした。この人と出会っていなければ私はバイクを川にでも捨てて即バックレていたでしょう。

ベテランのおっさんもビビる過積載ということで、自分が今やっているバイトのおかしさを確信。

サビ残して終了

結局時間内にはノルマが間に合わず、約30分くらい残業して終了しました。

ちなみに日給制なので残業代とかはありません。

最後に上長に認証してもらう際、「遅いよもっと早く頼むよ」的な感じに言われてさらに嫌な気分にw

1週間の短期雇用でしたが、命の危険すら感じたバイトを続けるわけがなく、帰った後に即メールで辞める連絡を入れました。

給料は支払われず

その後1ヶ月ほど経ち、給料日を迎えるも、派遣会社であるフルキャストから給料は支払われませんでした。

その後、何度も問い合わせをしましたが極悪な対応をされ、結局給料が入ることは最後までありませんでした。ひどすぎるw

関連記事:給料未払いの常習?派遣会社フルキャストの評判と経験談

まとめ

いや~このポスティングは本当に怖い思いと理不尽な思いをしました。

しかも給料が1円も入ってないですからね、こういう労働者をゴミのように扱う仕事がいくらでもありますよっていう話でした。

ポスティングはこの一回しかやったことないので、たまたま私の件が劣悪だっただけかもしれません。

楽なポスティングバイトも全然あると思うんで、この記事は参考程度にしてくださいね。

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