引っ越しの際に利用する不動産屋の中には、要らない契約やオプションをしれっと見積書に入れてきて、それが外せるという説明をしてこない業者が多い。
若い人で初めての一人暮らしや初めての引っ越しだと、気づかずにナチュラルにぼったくられてしまうことがあるので、気を付けてほしい。
専門的な詳しい解説は不動産系の情報サイトなどに任せるとして、この記事では簡単に3点だけ、引っ越しの際に不動産屋が提示してくる不要な契約・オプション、「ここに気を付けろ!」というポイントを自分と友人の実体験を基に書いておく。
火災保険・住宅保険
家を借りる際に必須なものとして、火災保険がある。
法律上の義務というわけではないのだが、賃貸物件を借りる際は基本的に加入が必須条件となっている。
多くの不動産屋は提携している業者の保険をそこじゃなきゃダメかのように黙って付けてくるので、こちらから「火災保険は自分で選んで入ります」と伝えよう。
もちろん充実した内容の高い保険に入ることが誰にでも無駄とは言わないが、個人的には火災保険なんて最低限の補償で十分。貧乏の一人暮らしならなおさらだ。
実際に私は不動産屋がしれっと見積書に入れてきた年額2万円強の保険を断り、年額4,000円の安い保険を自分で契約した。
今は火災保険を自分で探して加入するのなんて、全てネットで完結してめちゃくちゃ簡単。面倒な手続きは全然ない。
害虫駆除や消毒などのオプション
害虫駆除、害虫防除、なんちゃらコーティング、消臭、抗菌などなどのオプションも、まるで必須かのように黙って付けてくる不動産屋がいる。
冒頭で載せた見積書の写真でも、サニタリーパック(害虫防除+抗菌・消臭)で41,040円もの見積もりが出ている。
専門の業者がちゃんとやるのであれば4万円という金額は妥当なのかもしれないが、個人的には絶対に要らない。今現在困っているわけでもないのに。
実際にネットで調べても「要らない」「高すぎ」「外すべき」という意見は多い。
不動産屋によってはこういったオプションを強制としているところもあるが、任意なら外せるので「これは外したい」と伝えよう。
入居者サポートなどのオプション
入居者サポート系のオプションも、まるで必須かのように付けてくることがある。
物件によっては実際に強制なところもあるが、こちらも外せるかどうかは確認しよう。
料金が安くて便利な内容なら一考の余地はあるが、やはり個人的には要らない。
私は1年間これ系のサポートサービスに加入していたことがあるが、全くもって不要だった。
家具・備品
不動産屋によっては他にもいろいろな物を営業してくる。
私は以前、比較的高額なカーテンを勧められて不動産屋で注文をしたことがあるが、ニトリとかで売っている安いカーテンで良かったなと後悔した。
不動産屋の言いなりにならず、常に疑おう
以上のポイントに気を付け、必要のない無駄な出費やぼったくりのようなオプションには「NO」と言えるようにしよう。
不動産屋の儲けどころ(マージン)をことごとく断つことになるので、担当者には嫌な顔をされるかもしれない。
しかし賃貸契約での不動産屋との付き合いなんて、だいたいは入居までの短い期間だ。気にすることはない。仲介手数料はしっかり払うんだし。
不動産屋に言われるがまま思考停止で何でも契約してしまうと、下手すると10万円近い無駄金を支払うこともある。気を付けてほしい。
不動産屋へ行く前に、ネットで候補の不動産屋の評判をしっかりと調べておくことも重要。
友人が行ったサニタリーパック4万円の不動産屋は、後から調べたら結構評判が悪かったw